HOゲージ
HOゲージとは
尺1/87.1、軌間16.5mmの鉄道模型規格の事であり、HOとは「Half O」の略です。日本ではHOゲージ(エイチオーゲージ、エッチオーゲージ)、北米ではHO(エイチオー)、HOスケール、ヨーロッパではH0(エイチゼロ)と呼ばれています。ヨーロッパ・アメリカでは、HOゲージが鉄道模型の規格の中で最も主流です。日本ではHOゲージよりも、より小さいNゲージが主流ですが、これは日本の住宅事情(欧米に比べ狭い)が大きく影響しているようです。誕生した頃はOO(ダブルオー)ゲージと呼ばれていたのですが、その後HOゲージとOOゲージは分裂し、当初のOOゲージの規格をHOゲージが引き継ぎました。鉄道模型の業界団体によっては細かい規格・規定が他とは異なっている場合があります。日本では、OOゲージと共に16番ゲージに含まれますが、これは日本独自の事なので他の国では通用しません。メルクリン(ドイツの大手鉄道模型メーカー2009年に破産申請)の商品等、欧州のHOゲージ製品の多くは最小曲線半径を基準に設計される為、省スペースでレイアウトを楽しめます。(細密成型のフルスケール車両では、最小半径(360mm)を通過できない場合があります)また、かつてアメリカや欧州において一般的だった、車両の長さを短縮(ショーティー)させたショートスケール車両がHOゲージ登場時から発売されています。